UTC A-25 Plate to line (single)
これも一つだけしかない、古い箱入りNOS出力トランスです。
高さ2inch ( 約51mm ) ととてもコンパクトですが、HERMETICAL-SEALED でトップにUTC刻印マークもあり、ちょっとカッコイイです。
PRI : 15kΩ ( DC 8mA )
SEC : 50 , 125/150 , 200/250 .333 ,500/600Ω
Response : 40-20,000Hz ( ±2db )
Pri Res. 1580Ω
Max Level : +15dbm 30mw
他にA-24とA-26というPPに使えるDCが流せないタイプがあります。これらトランスのレスポンスは、20-40,000Hz と更に広帯域です。A-25は、Data Sheetでは、Pri Res. 1580Ωとありますが、DCが流せないA-24とA-26にも、Pri Res. 1430Ω( A-24 )、Pri Res. 2520Ω( A-26 )とあります。
1kHzだけでもよいのですが、L値( Ls )を3つの周波数で測定してみました。 ( DE-5000 )
( DE-5000には、5つの測定周波数 100Hz,120Hz,1kHz,10kHz,100kHz があります。)
100Hz 1kHz 10kHz
15kΩ ( P-B ) 35H 34H 6.3H ok
500/600Ω ( 1-6 , join3-4 ) 1.4H 1.2H 168mH ok
333Ω ( 1-5 , join3-4 ) 985mH 809mH 112mH ok
200/250Ω ( 2-5 , join3-4 ) 603mH 491mH 66.9mH ok
125/150Ω ( 1join3 - 4join6 ) 381mH 311mH 42.0mH ok
50Ω ( 2join3 - 4join5 ) 153mH 127mH 16.9mH ok
( 1-2 ) 49.8mH 43.5mH 5.6mH ok
( 5-6 ) 49.7mH 43.5mH 5.6mH ok
GND端子は独立しており、恐らくコアと内部接続されているのではと推測します。
高さ約51mm(端子含まず)の超小型トランスですが、Ls値は結構大きいです。
ALTEC 15095のようにパワーアンプの入力に使用するのは、折角DCが流せますのでちょっと勿体ない気もしますが、1つしかありませんのでそれもありかと思いました。
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