2025年4月4日

LINN AXIS 修理 repair 12

  

新しくヒンジを入手したのですが、残念ながら構造は以前とかわらないようです。

仕方なく、今回は前回するつもりでいた、補強用に板を挿入しました。

ステンレス板、板厚 0.3mmです。建築用途で多種板厚サイズがあります。

 

 

 

サイズは、約 H18mm ,W17.2 mm にしました。

Wは正確に切断できれば、17.5mmでも大丈夫だったと思います。

4つのコーナーを使えば、切り口が2か所だけのものを4枚作れます。

 

 

使用した金切りばさみが、滑りにくいギザ刃付でしたので、2辺がギザギザになっています。

使用工具の切断能力は、鉄板 1.2mm、ステンレス板 0.8mm、鋼板 0.8mm です。金切りばさみでの切断は、慎重に行ってください。 直線を切るのは結構難しいです。

切断箇所は、指の腹に引っ掛かりが無くなるまで、軽くやすりで仕上げます。これをしないとスムースに挿入できませんでした。引っ掛かりが無くなれば、目視でのギザギザは、そのままで問題ありません。

 

 

ヒンジを開き、隙間にステンレス板を挟みます。

ちょっときついですが、ヒンジバネ先端がステンレス板を通過する奥まで挿入します。これにより、樹脂に点で負荷を与えていたヒンジバネ先端が、ステンレス板に当たり、面で樹脂に負荷を与えることに変わります。

これで、恐らくヒンジが長持ちすると思いますが・・・

 

このままですと、ヒンジを動かすとステンレス板が外れてしまいそうですので、ボンドを使用することにします。

 

 

ステンレス板と樹脂の間にボンドを流し完成です。

このボンドは、透明で弾力性があります。 ボンドは少量ずつ、楊枝で行うとスムーズです。

 

 

この状態が、ヒンジバネのテンションが最小です。

つまりダストカーバーが開いた状態が最小で、 普段閉じた状態で最大の負荷となります。

これでしばらくボンドを乾燥させます。

 

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