ProFiケーブルを作ってみました。
ケーブル製作には、皆さん独自のいろいろなやり方や流儀があると思います。これは私が今回製作したほんの1例に過ぎません。
まず最初にBelden
1172Aの外皮をカッターで15mmむきます。今回はシールド線の更に内部にあるドレイン線をケーブル片側だけコールド側として使用することにしました。銅色のドレイ
ン線に注意しながら、シールド線を放射線状に爪楊枝を使い広げ、ニッパーでシールド線を根元からカットします。
ドレイン線をごくごく薄くハンダメッキします。
そして紙の様な幕と布の線をニッパーでカットします。
そしてコールド側2本をむき撚ります。コールド側の線は単独でハンダメッキしました。
コールド側の各々の線(2本又はドレイン線を含む3本)は、ほんの少し長さを変えてカットするとコネクターの穴に入れやすくなります。
次にホット側の線は、コネクターの中心コンタクト部分に合わせカットします。
先にコールド側をハンダ付け、その後ホット側をハンダ付けします。
この写真の工具(プライヤー)は、コネクターとケーブルが動かないようにおもりとして使用してるだけです。
コールド側のハンダ線は内側から、そしてハンダゴテは外側からあてます。コールド側の線(片側2本、もう片側はドレイン線と合わせ3本)は、ハンダ付け後にニッパーでカットします。3本の方はハンダが外側に多少盛り上がりますが、もしシェル(Boot)に少しぶつかっても端子が内側に曲げられるので大丈夫です。この部分は1世紀前のProFiにはない構造上の大きな違いで、改良されています。
ホット側のハンダ付け後の様子です。フラックスをアルコールで拭くと写真より更に綺麗になります。通常より先端が細い「赤ちゃん用綿棒」もこんなときには便利です。
ご家庭にあるクルクルドライヤーを使用する場合は、少し径が小さめのチューブを選べば大丈夫です。
約1mのケーブルが完成です。
「N」のマークはシールド接続されていない側にマークしました。(NO CONNECT)
またケーブルに表示があるBELDENの「N」側とも一致させました。
マークバンドは沢山ありますので差し上げます。
「おもちゃのアンプ」に接続しました。テストOKです。
またノイトリックのhpにProFiのASSEMBLY INSTRUCTION(PDF)があります。1芯同軸ケーブルを例としたものですが、是非製作の参考にしてみてください。
http://www.neutrik.com/fl/en/video/210_19991/NF2C-B_2_detail.aspx
PS 写真のパワーアンプ側へのケーブル接続は、間違いです。
正しくは、ケーブルのシールド線が接続された側が、パワーアンプ入力側です。
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