今はなき、鈴蘭堂SL300、加工前の様子です。
鉄製裏板を取り付けるため、厚さ2mmのアルミシャーシには、M3タップが切られたインサート10個が取り付けられています。
最初にステン用ドリル(3.9mm)でM3のインサートを外すため、穴をあけます。
インサートがステンレスのため、これを外すのにはちょっと時間がかかります。
鉄用ドリル刃では、歯が立ちませんでした。
外されたM3タップのインサートです。
やはりステンレス製でした。
ヘキサ部分の厚さは、0.5mm程度しかありませんでした。
下穴4.2mmの穴です。
ユニファイのインサートは。奥から圧入するので、奥側のバリ取りが難しいです。
手持ちの、各種ヤスリを駆使しました。
→ プロは、どのようにしているのだろうか・・・。
圧入に使用した平行プライヤーです。
初めに手持ちのウォーターレンチ・プライヤーを使用し、2mmのアルミ板で練習しましたが、どーも仕上がりが平行にはならなく、いまひとつでした。そのため、この平行プライヤーを入手しました。
他にも良さそうな平行プライヤーがあります。
先端部分にPPバンドを養生テープで止めて、対象物の傷を保護しました。
こちらが、ユニファイ4-40タップのインサートです。
こちらも素材はステンレスです。
横からの様子です。
こちら側から圧入します。
このギザギザが、全体の回転を抑えます。圧入の下穴は約4.2mmです。
そして加工後の様子です。
これで、ユニファイ4-40のスタンダード(マイナス)ステンネジが使用できます。
これを見ますと、このインサートはもう少し薄いシャーシでも使えそうです。
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