2011年5月15日

もうあと少し。しかし・・・隙間が・・・。

残るは、あとケーブル4本が、XLR(4P)コネクターに接続すれば完成です。

しかしながら、このシャーシの深さは38mmしかないため、このわずか4本のケーブルのコネクタまでのルートが切実な問題です。
これからなんとか隙間を探して、配線しなくてはなりません。
昔のHP等、優れた測定器内部電源は、ACとDCが実に巧みに分離整理されていて、とても良い見本でした。
今回の電源ユニットは、それとは程遠い幼稚なレイアウトで、配線もまるでクモの巣状態です。



 
低圧のパイ型フィルター回路に、コモンモード用チョーク(インダクター)を使用しました。 

L値は、シリーズ実測約34mHです。
チョークは、「CAUTIONのプレート取付ネジ(2-56)を利用し、セラミックのスタンドオフ、スペーサー、ワッシャー、シリコンゴム、木片等を駆使して、何とか固定しました。
(シリコンゴムシートがシャーシとチョーク間、シリコンリングが木片とチョーク間)
木片は偶然家にあったチーク材をカットし、角は指に巻きつけられる、とてもやわらかい布製サンドペーパーでRに仕上げました。



スナップインキャパシター接続の様子です。

スナップインキャパシターは、マイナス端子に棒形(丸棒)圧着端子を使用し、丸棒部分を90度曲げてから、R型圧着端子に接続しました。これでキャパシターは、シャーシにしっかりと固定され、ブラブラ状態でなくなりました。(写真のネジは、まだ仮止め状態です。)



そして再度、配線ミス等のチェックを十分に行った後、電源ケーブルを接続。
スイッチオン   「緊張の瞬間」です。
もしも、焦げ臭い、いーい香りがしてきた時は、直ぐにスイッチを切りましょう。

測定値は、無負荷で、高圧約430V、低圧約16V。
高圧はスイッチオフ、1分後257V、2分後157V、3分後97Vでした。チョークを出たところのキャパシター値が大きいため、もう少し小さい値のブリーダー抵抗に変更が必要です。
実際の電圧は、想定する負荷に相当するダミー抵抗を接続すると下がります。これから、ダミー抵抗を探すことにします。

あとケーブル4本!
「がんばれ! がんばれ!」

2 件のコメント:

auf さんのコメント...

すべてマイナスネジとは凝ってますね.マイナスネジはドライバーがぴったりしていないと簡単にナメちゃいますね.私は苦手です.(笑)
なかなか高密度実装ですねぇ.増幅部はどのような構成にされるのか楽しみです.

Show さんのコメント...

aufさん、こんばんは。
マイナスネジは、パンヘッドと組み合わされた時の形状が私の好みなので使用してます。またもしもラウンドヘッドを使用しますと、とてもレトロな感じになると思います。気がついたら、プラスネジより種類が豊富になってしまったので、戻れなくなってしまいました。(笑)
確かにドライバーは選びますね。

アンプ部をどうしようか、まだまだ検討中です。MONOで試作してみようかとも考えていますが、まだまだ先は長そうです。