2011年4月24日

伊藤喜多男さんの思い出 「マーコット」

最近、近所の小さなスーパーでマーコット(柑橘類の果物)があるのを発見、早速購入し、久しぶりに食べてみました。
私はこのマーコットを食べていると、いつも伊藤喜多男さんを思い出します。

写真のハガキは、1988年に頂戴したものです。なんとも独特の書体と文面は、一度見たら忘れられません。
何度か訪問した際に、どーも伊藤喜多男さんは、ご家族はいらっしゃるようなのですが、お一人で暮らしているように感じましたので、一人分なら少しでよいからおいしいものが良いと勝手に思い、食べごろの果実をお店の人に選んでもらい、少しだけ持参していました。

当時の私は、コリンズや軍用無線機に夢中でしたが、同時に工具にもとても興味を持っていました。写真にあるPROTOの木柄のものは特にお気に入りで、こういった工具に関しても、伊藤喜多男さんは相当詳しくこだわりを持たれていました。そういえばお部屋には、ブルーのイタリア製コンプレッサーがあり、アンプ内部の掃除に利用されていました。
それにしても訪問する度に 「一体、どんな経歴を持つ方なのだろう」といつも不思議に思っていました。会話の内容は、毎回私が興味をそそられる事ばかりでしたし、そしてとにかく「粋でカッコイイ おじいちゃん」なのです。

こうして頂戴したハガキや手紙は、思い出とともに、今でも私の大切な「宝物」です。

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