2011年4月11日

電源ユニットシャーシのクリア塗装

しばらく震災と原発で、とてもアンプ作りをする気にはなれませんでしたが、ようやく電源ユニットシャーシを、表面だけクリアで仕上げ塗装をしました。

今回の仕上げクリア塗装には、右側のアルミ用クリア塗料をプライマーなしで行いました。(この塗料のはく離は、ラッカー系のうすめ液で可能です。アルコールでは、はく離不可でした。)
この塗料の強度や経年変化は、やはり年月が経過してみないとわかりません。
以前からアルミ用スプレー塗料は気になっていたのですが、説明を読むと建築資材であるフェンス、ドア、サッシといった、どーも「アルマイト処理されたアルミ」が対象のような感じがしていました。未処理のアルミに対する密着力は、やはりイサムのエアーウレタン(2液アクリルウレンタン樹脂塗料)の方が上ではないかと思うのですが、このわずかな面積の塗装のために1本を使うのは、ちょっともったいない気がしましたので・・・。

左側は以前使用したクリア塗料ですが、こちらはアルコールで簡単にはがれてしまうことが判明しました。これでは、仕上用途に不向きです。
今回のシャーシは、油性極細赤マジック(マッキー)でラインを描く前に、この左側のクリア塗料を使うことで、ヘアラインのにじみを回避できました。そして更に作図完了後に再度クリア塗装を行いました。これにより全ての穴あけ後も、十分なラインが残っていました。
この処理をしない時は、加工時のオイルやスレ等で、穴あけ完了時には、油性マジックのラインが、かなり消えてしまいます。時々ですが、穴あけ加工途中で消えかかったラインを、再度描き直すこともありました。もちろん最終的にラインは全て拭き取るのですが、この左側の塗料は、アルコールで簡単に拭き取ることができて、この用途で使用するには、大変便利なことが判明しました。

何ごとも経験です。しかしながら、塗装は本当に難しいです。気温は15度以上、湿度が低く、風のない、良く晴れた日の日陰で行いましょう。そしてチリや埃にも十分に注意し、乾燥には1週間が必要です。

2 件のコメント:

auf さんのコメント...

以前水性塗料でシャーシを塗装しましたがアルコールで拭くと溶けてくるのであわてました.二液ウレタン塗料は使ったことはないですが仕上がりはいちばん良さそうですね.高価ですけど.

Show さんのコメント...

aufさん こんばんわ
私にとって塗装は、とても大きな課題の一つです。
素材がアルミなので、普通のスプレー塗料では、どれも密着が弱く、かるくぶつけただけで塗装がはげてしまったり、経年変化で割れてきたりでした。プライマーもミッチャクロンから始まり、塗料屋さんが特別にブレンドしたプライマーやらいろいろ試したのですが、どれもいまひとつでした。
イサムのエアーウレタンは今まで使用したスプレー塗料では、最も強固にアルミに密着しました。しかし残念なことに茶系とグレー系がありません。この場合は、白のエアーウレタンを下地として使うのが良いと思います。